脱毛方法の比較
「脱毛」には、レーザーや光を照射したり細い針を毛穴に挿入したりと複数の方法があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。
また、クリニックとエステサロンのどちらで脱毛を受けるかによっても、大きな差があります。
それぞれの脱毛方法について理解を深めることで、「どこで脱毛を受けるべきか」「自分にはどの方法が合っているか」などを考えやすくなるのではないでしょうか?
まずは簡単に、3つの脱毛方法を比較します。
レーザー脱毛 | 光脱毛 | ニードル脱毛 (針脱毛) |
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回数 | 5~6回で脱毛効果に満足する方が多い | 10~20回以上で減毛効果が表れる 効果を維持するには、定期的な施術が必要 |
5~6回で脱毛効果に満足する方が多い |
1回 あたりの料金 |
高い | 安い | かなり高い |
痛み | やや強い | 弱い | かなり強い |
安全性 | 高い(医師の監督下で正しく使用する場合) | 高い(医師の監督下で正しく使用する場合 | 安全・的確に脱毛するには高い技術が必要な上、感染のリスクもある。 |
脱毛方法を選ぶ前に
抑えておきたいポイント
比較表をご覧いただいたうえで気になる脱毛方法はございましたか?
それぞれの脱毛方法についてご理解いただきやすくするために、まずは脱毛の基本的な解説をさせていただきます。
「脱毛=生えなくなる」ではない
脱毛と言うと、コースを通い終えたらずっと効果が持続すると想像なさる方も多いでしょう。
しかし、実際に半永久的な効果があるのは、レーザー脱毛とニードル脱毛のみ。
光脱毛の効果は、半永久的に持続するわけではないのです。
脱毛方法とクリニック・エステの組み合わせに要注意!
本来であれば、レーザー脱毛とニードル脱毛は医療機関のみでしか提供できないものです。
しかし、ニードル脱毛に関して言えば、エステサロンでも提供している場合があります。
また、光脱毛は医療機関でなくても取り扱えるため、主にエステサロンで提供されています。
医療機関での脱毛、すなわち「医療脱毛」は効果が高いと思われがちですが、それは半永久的な脱毛効果があるレーザー脱毛とニードル脱毛に限った話です。
クリニックが提供するのであれば、光脱毛も医療脱毛と呼びますので注意が必要です。
脱毛において効果の高さを求めるなら、医療機関で脱毛を受ける場合でもレーザー脱毛かニードル脱毛を選ぶ必要があります。
レーザー脱毛の特徴
レーザー脱毛は、強力なパワーのレーザーにより毛を生やす器官(発毛組織)を破壊することで、永久脱毛効果をもたらす脱毛方法です。
同じく永久脱毛効果を得ることができる脱毛方法としては、ニードル脱毛も挙げられます。
脱毛方法以外のニードル脱毛とレーザー脱毛の違いは、痛みと費用です。
脱毛をする範囲が広くなるほど、ニードル脱毛よりもレーザー脱毛の方が痛みや費用を抑えられるというメリットがあります。
ただし、レーザー脱毛は「メラニン(黒い色)に反応する」という性質があるため、白髪やほくろの毛は脱毛できません。
また、レーザー脱毛は痛みと料金について光脱毛とも頻繁に比較されます。
近年のレーザー脱毛機は、昔に比べてはるかに性能が上がっています。
そのため、レーザー脱毛は痛みが少なくなっただけでなく、多くの方に受けていただける料金設定でご提供できるようになりました。
特に料金に関しては、光脱毛よりもレーザー脱毛の方が高く見えがちですが、レーザー脱毛は一定期間だけ通えば済むため、定期的に通い続ける光脱毛よりも費用をかなり抑えることができます。
レーザー脱毛を選ぶなら、
脱毛機もチェックしておくと安心
レーザー脱毛と言っても、クリニックにより導入している機種は異なります。
レーザー脱毛は強力なエネルギーを肌に照射する施術ですので、肌質に合わない脱毛機を使用すると、ヤケドなどのトラブルが起こるリスクが高くなってしまいます。
また、毛質に合わない脱毛機だとレーザーが正常に反応せず、十分な効果を与えられないこともあるのです。
これらのリスクをなるべく避けるためにも、「どの脱毛機で施術を受けるか」はとても大切な点だと言えます。
また、脱毛機の中には、日本の厚生労働省やFDA(米国の厚生労働省)が厳しい審査を行い、脱毛効果と安全性を正式に承認した機種もございます。
効果と安全性のどちらもしっかりと求めるなら、このような信頼性のある脱毛機を導入しているクリニックで、肌質・毛質と相性が良い脱毛機を使用してもらうことがおすすめです。
光脱毛の特徴
光脱毛は、毛の黒い色素に反応する特殊な光(フラッシュ)で、発毛組織にダメージを与える方法です。
レーザー脱毛とは異なり、光脱毛には発毛組織を破壊できるほどの照射パワーはなく、ダメージを与えるのみに留まります。
つまり、光脱毛はムダ毛が生えるのが遅くなるなどの「抑毛効果」はありますが、半永久的に毛が生えなくなるわけではないのです。
そのため、毛が生えにくい状態をキープするためには、施術を受け続けなければなりません。
一方で、照射パワーが弱い分、比較的痛みが少ないというメリットもあります。
ただし、毛が濃い部位や皮膚が薄い部位などは、光脱毛でも痛みが生じます。
光脱毛は比較的低価格で始められるため、痛みにかなり敏感な方やレーザー脱毛を受けても新たな毛が生える可能性がある成長期の方には向いている脱毛方法とも言えます。
ニードル脱毛(針脱毛)の特徴
ニードル脱毛(針脱毛)は、プローブという細い針を毛穴に挿入して微弱の電流を流し、発毛組織を破壊する脱毛方法です。
ニードル脱毛は毛を1本ずつ確実に処理する方法であるため、極めて脱毛効果が高いというメリットがあります。
また、ニードル脱毛であれば、レーザー脱毛では難しい白髪やほくろの毛も脱毛が可能です。
しかし、デメリットとして施術時は激しい痛みを伴います。
医療機関であれば麻酔を使用できますが、エステ等では使用できないため、痛みに耐えきれずに途中で断念される方もいらっしゃいます。
医療レーザー脱毛の場合は回数を重ねるごとに痛みが少なくなりますが、ニードル脱毛は毎回初回と同じ痛みがあることも特徴です。
また、1本1本を丁寧に処理する必要があるため、施術には時間を要するうえに費用が高額になることも少なくありません。
これらから、ニードル脱毛は、レーザー脱毛の仕上げやピンポイントの脱毛など限定された範囲で利用なさる方が多い脱毛方法です。
「最善の脱毛方法」が見つかるよう、
横浜マリアは願っています
ここまで3種類の脱毛方法について詳しくご紹介してきましたが、気になる脱毛方法は見つかりましたでしょうか。
どの脱毛方法にも、メリット・デメリットがございますので、脱毛をするなら様々な面からご自身にどの方法が合っているのかを検討する必要があります。
横浜マリアクリニックは医療レーザー脱毛を扱っているクリニックですが、どの脱毛方法を選ぶか悩んでいる方のご相談も受け付けております。
今回解説したように、それぞれの脱毛方法のメリット・デメリットを理解している立場から、レーザー脱毛だけでなく他の脱毛方法についてのご質問にも丁寧にお答えします。
横浜マリアクリニックでは、無理な勧誘や押しつけはいたしません。
お一人おひとりのご要望やご意向をお聞きした上で、目の前の患者さまにとって最善の脱毛方法が見つかるようサポートさせていただきます。どうぞ、お気軽にご相談ください。